やりたいことがない!転職活動でよくいう軸ってどうすればいい?

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就職・転職活動で『軸』とよく言いますが、そもそも軸って何を言っているのか。やりたいことがないからエージェントに軸を聞かれても困るという方も多いのでは。敏腕転職エージェントに聞いた、軸の作り方について今日はご紹介いたします。

『軸』ってなに?

就職活動での軸

就職活動での軸は将来やりたいこと・興味がある業界/職種・ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)から想起される自分がなりたい像などを置くことが一般的かと思います。就職活動では、当たり前ですが、ほとんどの人が社会人経験がないため、ポテンシャル・素養・思考性を表すことができる事を軸に定めると、面接でも人事が違和感なく、志望動機・自己PRを受け止めることができるでしょう。

転職活動での軸

就職活動での軸と同様、将来やりたいこと・興味がある業界/職種、ガクチカに代わり、伸ばしていきたいスキルと合わせて、福利厚生や条件面を置く方も少なくないのではないでしょうか。転職活動時はすでに社会人としての経験がありますので、伸ばしたいスキルに注目して軸を置くことが必要です。

エージェントに聞いた軸 Best4

転職活動の軸で『将来やりたいこと・興味がある業界/職種、伸ばしていきたいスキル、福利厚生・条件』としましたが、転職活動の軸を尋ねるのは面接を行う人事だけではありません。エージェントが軸を聞いたときに軸がないとなると、なかなか困るものです。経歴を見ながら、軸を提案したところでしっくりこず、結果、受かる求人を提案しても全然行動に移せないということもよくあるケースです。そこで、『この人はわかってるな!たくさん紹介しよう!』と本気で応援し、好感を持つ軸は一体どんなものなのか聞いてみました。

エージェントに聞いた軸 Best4

① 将来やりたいことが今の仕事と類似性がある、興味がある業界・職種が現職と同じもしくは類似性がある

② 伸ばしていきたいスキルがこれまでの経験で培ってきたもの

③ 福利厚生・条件は現職から考えて最低限の条件しか言わない

④ 何かにチャレンジしたい!という気持ちが強く、未経験業界/職種を希望しているが、その他の軸がない

これを見てドキッとした方も、『なるほど』と思う人も、ちょっと憤りを感じる人もいらっしゃるかと思います。なぜこれらを軸とするとエージェントは本気で応援し、好感を持つのか理由を聞いてみました。

エージェントが好感を持つ軸について

① 将来やりたいことが今の仕事と類似性がある、興味がある業界・職種が現職と同じもしくは類似性がある

20代であれば、未経験異業界・異業種を望むことはまだまだ可能性が秘められています。しかし、30代に差し掛かってくると、完全に未経験異業界・異業種への転職はなかなか厳しくなってきます。

理由としては年齢とスキル・経験が比例しているかどうかが採用の判断軸となるからです。裏を返せば同業界での異業種、異業界での同業種での転職であれば未経験でも可能です。全部が全部、未経験でということであれば、当然、年齢関係なく、新人と見なされるので年収は現年収よりも低い金額が想定されますし、それこそ転職の道は厳しいと覚悟をしなくてはなりません。

② 伸ばしていきたいスキルがこれまでの経験で培ってきたもの

『これがしたい!』『ビジネススクールで学んだことをこれから活かしたい!』は20代前半までです。30代を過ぎてからビジネススクールで学んだことを軸として転職に成功をしている方は、並々ならぬ努力をしていたり、何かしら大きな我慢を受け入れている人たちです。完全に未経験で、かつこれまで培ったスキルではないものを突如として軸にする場合は、それなりの覚悟が伴うことを念頭に置いておくことが大切です。

よく『エンジニアスクールでプログラミングを習得したので、これを活かしてエンジニアへ転職したい。ただ給与は現年収と変わらないことを条件としたい』ということを耳にしたりもします。現年収にもよりますが、30歳でそこそこいけてる営業マンが未経験エンジニアに同等給与で転職したいというのは、ほぼ無理だと考えていただいた方が良いかと思います。スキルを軸に置くのであれば、これまで培ってきた中で自分ができることにフォーカスすることです。中途採用の求人のほとんが、やはり即戦力を望んでいます。中途採用求人はなぜ掲載されているのか。この意味を考えることも、一つ転職活動を成功させる鍵となりそうです。

③ 福利厚生・条件は現職から考えて最低限の条件しか言わない

少し失礼な表現かもしれませんが、希望が通るほどハイスペックな人材は通常の転職市場では皆無です。福利厚生・条件はあくまでも会社から与えられるものですので、あまり多くの希望条件をエージェントに伝えてしまうと、少々高飛車に映ってしまう事もあります。エージェントに求人を預けている会社は、福利厚生が極端に整っていないなどは少ないかと思いますので、まずは自分の力量でどんな企業が採用してくれる可能性があるのかに着目して、条件は二の次と捉えておくと良いでしょう。ちなみに退職金制度がある企業は現在4社に1社の割合くらいしかないと言われる現状ですので、希望条件に退職金がある企業とエージェントにお伝えしてしまうと、受けられる企業はかなり少なくなってしまいます。

④ 何かにチャレンジしたい!という気持ちが強く、未経験業界/職種を希望しているが、その他の軸がない

未経験業界/職種を希望するということは、これまでのキャリアを一新するということです。これまでの給与・待遇が適用されることはまずないという認識を持っていただければと思います。その覚悟を持ってチャレンジするという強い意志があるということであれば、エージェントもそんなあなたを応援し、求人をできる限り多く紹介してくれます。

結論

転職活動の軸とは

上記を読んでいただいてお分かりの通り、転職軸に希望を入れる方は多くないと思います。しかし、それはあくまでも希望であって、軸とは異なるのです。転職の軸というと、未来を想像してしまうためどうしても希望が入ってしまうのだと憶測されますが、転職の軸ではなく自分の仕事の軸と捉え、下記を考えていただくとエージェントにも伝わりやすいですし、面接時の材料にもなりますのでおすすめです。

転職軸

・これまでの仕事で一貫している職務

・仕事を通して習得したスキル、能力

・仕事において自分が大切にしていること

もちろん希望を胸に、新たな自分を見つけるためにやりたいことを見いだすことはとても良いことなのですが、前提として転職市場での価値は人それぞれ決まっているということ、そして、新たなことをするのであればそれなりの覚悟が必要だということです。そう考えると、就職活動時、万が一転職したくなったとしたとしても、その時にどんなスキルが武器となるのかというところまで考えた自分の軸を考えておくことがキャリア形成の鍵となりそうです。

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