マネジメントでPDCAはもう古い??WOOPを使ってみよう

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職場でPDCAちゃんと回せてる?なんて声はよく聞こえてくるのではないでしょうか。でも、そのPDCA、意味はありますか?それって頭で考えているだけでそこに気持ちはありますか?気持ちがないのにPDCA回しても、成果は出ません。今日はPDCAの進化系WOOPをご紹介します。

マネジメントでPDCAはもう古い??

PDCAって何?

PDCAとは、1990年頃にアメリカ合衆国の統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士によって提唱され、普及しました。製造業の統計的品質管理を元にしたと言われています。

PDCA

Plan→計画

Do→実行

Check→評価

Action→改善

 

これらの頭文字をとったもので、近年では業務の効率化を目指す方法として、計画から改善まで1つのサイクルとして行うことをさします。

部下たちがPDCAをうまく回せない理由その①

本来、業務の効率化を目指す方法なのですが、マネジメントで使われることが多いかと思います。確かにマネジメントに於いて、どうやったらみんなが業務効率化を図れるのかというのは重要ではありますが、品質管理のようには行かないので、単純に行動だけをみていても意味がないのです。仕事に対して、とっても熱意がある部下にPDCAは通用しても、モチベーションが下がっていたり、何かしら気持ちの面で原因がある部下にはPDCAは机上の空論にしかすぎません。Check→評価に関しては行動とともに感情にも注意し、その行動はどのような感情によってもたらされたものなのかを把握してAction→改善に移すことが重要です。

行動にフォーカスし、その行動の起因となる感情を見て見ぬ振りをしてしまうと、正しいAction→改善が生まれないのです。

部下たちがPDCAをうまく回せない理由その②

部下たちは、言ってしまえば半人前です。自分の行動に対して正しくCheck→評価できるでしょうか。また改善をして新たなPlan→計画を立てることはできるでしょうか?PDCAを効果的に使うのであれば、CとPをしっかりとサポートし、適切なものへと導く指導者が必要です。まずはこう考えるということをしっかりと植え付けていくことをしなければ、PDCAは正しく回り出しません。

オオカミ先輩
極論、部下が行うのはDo→実行Action→改善だけで良いんじゃないかなと考えている。ラインケアという考え方があるように、部下が置かれている状況をしっかりと考慮した上で達成可能もしくはギリギリ達成できるくらいのPlan→計画を緻密に立て部下が自分自身感じている課題や今抱えているストレス要因を踏まえた上で、適切なCheck→評価をする。PDCAは一人で回せることが良いというわけでばなく、効果を得られるように適切に回せているかどうかが重要ですね。

 

PDCAの代わりにWOOPを

WOOPとは

WOOPは、アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士による20年以上にわたる研究の末に体系化された、目標を達成するための法則です。「願望(Wish)」「結果(Outcome)」「障害(Obstacle)」「計画(Plan)」という4つのステップの頭文字をとったもので、このステップに沿って行動していくことで目標の達成率を高めることができます。

活用方法

活用法は下記を考えていくという非常にシンプルなものです。

WOOPの法則

1.願望(Wish)はなんですか?
2.1を果たしたら得られる成果(Outcome)はなんですか?
3.1を果たすためには今、何が障害(Obstacle)となっていますか?
4.3を乗り越えるための計画(Plan)はどんなものですか?

Wish①願望
今実現した願望を言語化します。願望の設定は、遠すぎず、想像範囲内の近い未来を想定します。WOOPは一度で終わりではなく、どんどんアップデートしながら活用するものなので、まずは身近にある叶えたい願望を設定します。

Outcome②結果

願望を設定したら、それが叶ったときに得られる結果を想像してみてください。
例えばwishで「営業成績でトップをとる」という目標を立て叶えられた場合、「インセンティブが増える」「モチベーションが上がる」「自信がつく」などの結果が付いてくるはずです。

Obstacle③障害

次に願望を叶えることを隔てている障害を考えてみます。
「営業成績でトップをとる」とことを遮っている阻害要因を想像すると『行動量が足りていない』『伝えたいことをしっかり伝えられていない』『自信がない』など色々と問題が浮かびがってくるはずです。

Plan④計画

障害・問題が浮かび上がって来たら、最後に、その障害を乗り越えるためのプランを立ててみます。

『行動量が足りていない』のであれば、行動量を担保するためにスケジュールの見直しや、モチベーションの管理なども含め計画を立てたり、『伝えたいことをしっかり伝えられていない』ということであれば、インプットしている情報量は適切なのかや、話し方にもフォーカスをし、改善計画を立てる必要があるかもしれません。『自信がない』ということであれば、もしかすると仕事ではなく、プライベートに対してなにか見直す計画を立てなくてはならない可能性もあります。

PDCAの代わりにWOOPを

PDCAは先に計画を立て、それに向かって実行してから振り返り、評価し改善をするためとっても時間がかかります。また、評価・改善が妥当でなければ、なんの意味もありません。計画そのものが妥当かということも実行してみなくてはわかりません。その点、WOOPは計画を立てるために必要な情報を先に可視化し、自分にあった計画を立てることができます。このセルフプランニングを繰り返し行うことで、自己理解を深め、再現性の高い行動プランを立てられる力が身につくというわけです。

マネジメントに置いてWOOPを導入する際には、ぜひ、全てを部下に組み立ててもらい、Obstacle③障害の推論が正しいかどうかをサポートして一緒に計画を立てていくことをお勧めします。そうすることによって、部下の行動と共に、性格などの理解を深めつつマネジメントを行うことができるでしょう。

 

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