【結婚・出産】30代女性の転職活動とタイミング

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30代女性は、人生の分岐点。
キャリアとプライベートの両立において、誰もが一度は通る現実があります。

就職から5年以上経ち、仕事も任されるようになってきた30代。

20代から忙しく毎日を過ごしながら、将来的には子供も欲しいと漠然と思っていたけれど、いよいよ結婚も現実のものに……。

今の職場環境に不満はないけれど、結婚後や、出産を考えると、長期視点で転職活動をしたほうがよいかもしれない……。

多くの女性たちが迷う3点について現状の転職市場を踏まえてお伝えします。

結婚前?結婚後?転職活動のタイミングはどちらがいいのか

結論:どちらにもメリット・デメリットがあります。

結婚後の転勤有無、社宅などの場合の地理的な制限、1年以内の出産を考えているかなどによっても変わってきます。それぞれの注意ポイント、確認ポイントを見ていきましょう。

<結婚前を想定>

新居に伴う転居、ご主人との生活時間の変化、氏名変更など
結婚するなら一新して新しい生活に合う職場環境を!と転職活動を考えることはあるでしょう。

即戦力としての転職市場で、転職活動も身軽にできる一方、結婚前準備と重なり多忙な日々で冷静さを失う可能性もあります。

【注意ポイント】
実際に結婚したあと、予想とは違った生活になった場合には、退職や再転職が必要になり、結局何のために転職したのかと後悔することも。

就職後の生活とのミスマッチが起こる可能性があります。

【確認ポイント】
①転勤の可能性はありますか
   共稼ぎの場合、転勤があったらどうするか、彼と二人で想定し考えておきましょう。双方の社
   内規定の確認もしておきましょう。

②結婚後に社宅に住む予定はありますか?社内規定を確認しましたか?
   結婚後に社宅に住めるのか、条件や補助など社内規定により様々です。
   結局通勤できなかった……とならないように事前に確認しましょう。

③出産時期を彼と二人で話し合っていますか?
   結婚すれば、いつ妊娠してもおかしくありません。いくら優秀な即戦力でも転職直後は産休・
育休は
取りにくいのが現実です。

転職先生
令和4年4月1日から3段階で施行されていく育児・介護休業法改定で、 引き続き雇用された期間が1年以上という規定は撤廃されましたが、労使協定で育休の取得は入社後1年以上を条件としている企業は現状まだ多い状況です。

出産後のスムーズな職場復帰を考えれば、入社後1年は仕事での実績が積める期間を持ちたいところです。

子供がすぐにでも欲しい、3人は出産したい……などの場合は転職するよりも、実績のある現職にとどまる

選択が働きやすいことも考えられます。二人でよく話し合っておきましょう。

 

 

<結婚後を想定>

・新生活にも慣れ、生活パターンが決まってから転職することは理想的です。

 結婚準備と転職活動のタイミングが重ならないという意味でも、自分の負担も少ないケースです。

 

【注意ポイント】

30代女性の転職の場合、企業側は結婚・出産を意識します。
特に、結婚直後の場合、

「仕事を覚えたタイミングで出産で産休に入ると、現場の人員配置が難しいな……」

というのが、採用担当者の本音の部分。

企業側も人員体制を厚生労働省から指導されていますが、大手企業でも頭を悩ませるところです。企業への戦力アピールと働く意欲の伝え方が重要となります。

 

参考URL
厚生労働省:仕事をしていた女性の結婚後 就業継続有無
結婚後同一就業継続率(女性)正規の場合57.7%、非正規の場合39.4%
   ※「非正規」では、「離職」が39.8%。21~25歳では、約半数が離職

マイナビサイト:女性が働きやすい会社の特徴とは 厚生労働省の認定企業を中心に詳しく
解説

現職を続けるか、転職するか

結論:自分の転職市場価値を確認しましょう。市場価値を高めていればどちらにも活かせます。

とはいえ、客観的に自分を把握するのはなかなか難しいものです。

現職を辞めずにまず、転職エージェントに登録して転職活動をしてみる

ことをおすすめします。
転職活動をすることで、あなたが働きたい業界や業種業種でのスキルや経験の市場価値を把握することができます。

現職に不満がない場合、また結婚してからも転勤など当面考えなくていい場合、現職を続けながら転職活動をすることをお勧めします。

転職活動をしたからといって、必ずしも転職しなければならないことはありません。活動をしながら、現職の良さに気づくこともあります。

現職中の転職活動は、時間も取りにくく情報も得にくいため、エージェントをうまく活用しましょう。

(転職エージェントへの登録などは一切無料です。)

 

 

【面接対策】転職理由に「結婚・出産を視野」を伝えてもいい?

結論:伝えて構いません。ただし伝え方が重要です。

転職面接で、企業側があなたに転職理由を聞いた際に

「結婚を予定しておりまして、結婚・出産をしても長く勤務できることを軸に転職活動をしております。」

とだけ言われると、採用担当は微妙な気持ちです。

あなたの事情も大切ですが、企業は戦力を求めています。企業としてもあなたに長く働いてほしいとは思っているのです。

結婚自体が就職に不利に働くことはありません。

面接では、熱意を込めて下記について伝えましょう。重要なのは、転職してからの働き方です。

 

・結婚を機になぜ転職が必要なのか。長期で働きたいための転職であること。
・自分のスキルや業務経験を企業のニーズに対してアピール。
・結婚後の生活について夫婦(もしくは婚約者と)で話し合い、必要であれば第三者のサポートまで想定していること。(仕事への熱意と覚悟)

 

■まとめ

今回は30代女性の転職活動とタイミングについて3つの視点でまとめました。
「結婚・出産しても働きやすい会社」とは、ひとりひとりの事情や価値観によっても違います。

結婚・出産というタイミングを考えての転職も、仕事の環境を決めることには変わりありません。

転職市場や、貴重な将来の財産になる若い人材への就職対応は以前に比べるとずいぶん変化しています。

企業側も、育休の取りやすさ、時短勤務や週3日勤務など、柔軟な働き方を取り入れ、妊娠・出産を控えた女性・子育て中の女性をいかに戦力として活かしていくかを真剣に考えている企業も増えました。

働く女性を厚生労働省も後押ししている時代です。

重要なのは、「自分は仕事に何を求めるのか」「どんな生活がしたいのか」を整理することです。

ひとりで考えるよりも、転職エージェントやキャリア形成サポートセンターのキャリアコンサルティングなどを利用して、相談してみることもおすすめします。

 

★参考相談先 キャリア形成サポートセンター

 

就活ちゃん
本ページのライターさん情報です。

ペンネーム:FREADIA
ポーセラーツと和菓子の教室フリーディアを運営しています。 50代女性のセカンドキャリアを応援します。

 

 

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