転職を検討し始めたら、まずは自分の志向性・タイプをしっかりと把握する「自己分析」を行っておいたほうが、自分に合った企業・業界探しがスムーズに進みます。ただし、自己分析を丁寧に進めようとすると、周りの人や転職エージェントの担当者と話や面談をする時間が必要なので、なかなか手軽には進められません。
そんな転職検討者の方にとってありがたいのがリクナビNEXT無料診断サービス『グッドポイント診断』です。このサービスを使った診断結果を元にすれば転職エージェントとの会話もスムーズに進めやすいので、まずは自己分析の一歩目として利用するにはうってつけと言えます。
この記事では、実際にグッドポイント診断を進める手順についてご紹介します。
目次
グッドポイント診断とは?
まず、グッドポイント診断とは一体なんなのか…についてご紹介します。
グッドポイント診断は、転職サイト『リクナビNEXT』上で受験することのできる、会員限定の自己分析サービスです。選択式の質問に対して答えていくことで、自分の強み・特徴を明示してくれます。
無料で受験できる点と、診断結果の納得度の高さから、転職を検討する方だと割と利用している方の多いサービスです。
診断結果の例
グッドポイント診断を受けると、18種類の性格・特徴の中から「5つの強み」を明示してくれます。18種類の強みは下記の通り。
診断結果は、下記のように「強み」とその詳細とが合わせて表示されます。
設問は1部・2部・3部に分かれており、合計で300問弱の問題に答える形になります。制限時間は合計で40分ですが、選択式の問題ばかりなので、実際は20~30分程度で完了します。
他にも自己分析診断ツールなどは存在しますが、使いやすく・無料で・転職活動に直接活かせるサービスという意味で言うと、グッドポイント診断は最もおすすめであると言えるでしょう。
自己分析が転職成功のために重要な理由
さて、ではグッドポイント診断がいいサービスだとしても、転職検討者はなぜこのサービスを利用する方が良いのでしょうか。
その答えは、「自己分析を自己PRに活かすため」です。転職にあたっては、選考書類で、そして面接でどういった自己PRができるかが重要です。もちろん自己PRの中では英語力や資格のようなスキル、過去の経歴など「わかりやすい経験値」を示すことも重要です。
一方で、自分がどういったスタンスで仕事に取り組む人間なのか、周りの人とどんなコミュニケーションをとる人間なのか…を示すことも、同様に重要となります。特に、転職者は全く違う企業から突然来る形になるので、「社風・部署の雰囲気に合っているか」は採用担当者側としても特に気にする部分です。
グッドポイント診断が有用な理由は、転職活動で重要な「性格・スタンス面での自己分析」を気軽かつ、高い信頼度のもと実行することが可能だからです。
グッドポイント診断を自己PRに活かす方法
さて、実際にグッドポイント診断を行い、自分の「5つの強み」について理解したら、それを自己PRに活かしてみましょう。具体的なステップをご紹介します。
グッドポイント診断結果を転職エージェントに共有
具体的にはまず、転職エージェントに診断結果を共有・相談しましょう。担当者との面談の際に実際にこの診断結果を基に会話すれば、スムーズにすり合わせができます。また、会話の中で「この強みをPRしていきましょう!」と決まったら、それを基に企業への推薦文を作ってもらえればベストです。
グッドポイント診断結果を企業に送付する
リクナビNEXTでは、グッドポイント診断を企業応募時に送付することができます。人事側としても、応募者の性格・特徴を知る方法は少ないので、診断結果を参考にするケースが多くなっています。あなたの強みがしっかりと伝わるよう、診断結果を有効活用しましょう。
グッドポイント診断結果を面接に活かす
自己PRをアピールする必要性が生じるのは、面接のタイミングです。その際に自分の強みをしっかりと言葉にできるよう、グッドポイント診断結果を基に整理をしておきましょう。
もちろん、診断結果に書いてある文章をそのまま使うのではなく、自身の実体験を絡ませつつ伝えることが必要です。
例えば僕の場合だと強みの一つに「柔軟性」がありますが、面接で話すとすれば
コスト管理の部署で仕事に取り組んでいた中で、過去から慣習的に続いてきていた経費処理のフローを見直し、より正しくコスト予測を行えるような形に作り変えた。
という経験と交えて、「常識・慣習を疑い、より良い形に進化させる柔軟性」を持っている、というう自身の強みをPRします。
グッドポイント診断の受験フロー
最後に、グッドポイント診断の受験方法についてお伝えします。
リクナビNEXTに登録
まずは、上記ページの「会員登録して診断スタート」というボタンから、リクナビNEXTへの会員登録を行います(既に会員の方は「リクナビNEXT会員の方はこちら」から進みましょう)。
登録は無料、また転職に関してのメールを送信しないようにする設定も可能ですので、まだ転職活動を本格的に初めてはいない…という方も安心です。
マイページから「グッドポイント診断」を受験します
登録が完了したら、リクナビNEXT内の「マイページ」を開き、左の方にある「グッドポイント診断」から受験を始めます。
上記のような画面から診断がスタートしますので、30分程度の時間をしっかりとって、受験を進めましょう。
まとめ
グッドポイント診断の活用の仕方についてご説明してきましたが、無料であることを考えても、まずは活用してみることにデメリットはないのではないでしょうか。
他の性格診断としては、「ストレングスファインダー」などがありますが、これはWebサイト上で無料で受けられるタイプの診断ツールではないので、まずはグッドポイント診断を活用・より詳しく診断を行いたい場合は別のサービスでの診断を検討してみると良いでしょう。より良い転職活動に向けて、ぜひ活用してみてください。
改めてこういった性格診断を行ってみると、出てきた結果が「確かに!」と思うものばかりでびっくりします(笑)。新卒の就活の時とはまた違った考えになってきているんだな…と感じる、いい機会にもなりますね。