求人広告メディアとしては日本最大の掲載数を誇るリクナビ、リクナビNEXTはご存知の通りリクルートグループが運営しており、具体的には「リクルートキャリア」が運営しています。
リクルートグループは優秀かつ情熱的な社員が多く、卒業生が様々な業界で活躍していることからその名前がよく知られていますが、そのリクルートグループの中でもリクルートキャリアは特に起業意欲が強く、覇気のある社員が多いことで有名です。若いうちに経験を積もうと考えている方にとっては、転職先の一つとして候補に上がってくることは間違いありません。
そんなリクルートキャリアへの転職を検討している方のために、リクルートキャリアの企業情報・評判等々について、ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
リクルートキャリアの企業情報
- 社名 :株式会社リクルートキャリア
- 創業 :1977年11月28日(商号変更2012年10月1日)
- 所在地 :〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
- 資本金 :6億4,335万円
- 事業内容:社員募集領域における人材採用広告事業/斡旋事業
リクルートキャリアはリクルートグループの1カンパニー。リクルートグループが元々人材広告事業で操業をした会社ですので、その意味ではリクルートグループの起源とも言える会社です。
リクルートキャリアの事業内容・サービス
リクルートキャリアは「リクナビ」や「リクナビNEXT」といった就活・転職メディアの運営が事業の中心となっています。営業職であれば、これらのメディアに掲載をしてくれるよう、クライアント企業に提案をしていく形となります。
人材業界は参入障壁の低い事業ですので、転職エージェントのようなサービスも含めると、リクルートキャリアにとっての競合は非常に多い業界と言えます。ただ、その中でもやはりリクナビ・リクナビNEXTはその掲載企業数の多さにおいては秀でており、それが変わらずクライアントにとって魅力的であり続ける理由となっています。
また、人材についての課題感はどの企業にも共通するものであり、同時にその悩みは慢性的に存在し続けます。だからこそ、リクルートキャリアの営業にはその人材課題、ひいては経営課題に踏み込んだ提案をすることが求められます。ただ目の前のノルマをこなすだけの仕事をしたい…という方は高い評価を受けることはできませんので、相応の意気込み・覚悟を持って転職を検討するのがよいでしょう。
リクルートキャリアの年収・給与条件
会社四季報にはリクルートキャリア単体での平均年収は記載されておりませんが、一般的に入社2年目以降は600~800万円程度、マネージャー職につくと1,000万円を超えてくる…という相場観です。
年功序列では全くなく、各自に与えられるミッションに対する達成度合いを元に半年ごとに査定され、繰り返し高い評価を受ければ20代のうちに管理職に昇進することも。一方で、評価を受けられなければ何年いたとしても昇進することはできません。夢がある一方で、リスクがあることはよくよく理解しておくとよいでしょう。
リクルートキャリアの口コミ・評判
口コミの中で特に目立つのは、「常に成長を求められる」という独特の社風。常にその時々の限界を超えることを求められる環境は、人によっては辛いかもしれませんが、一方で成長にも大きくつながります。かなり、人を選ぶ社風であるといって良いでしょう。とはいえ社内は若手の方も多く、雰囲気は和気藹々としているので馴染みやすいと言えます。
ただし、業界への不安・福利厚生への不満などもちらほらと聞くところなので、このあたりを重視されている方はしっかりと口コミや評判を確認しておきましょう。
リクルートキャリアの募集職種・求人
リクルートキャリアでの中途採用は、幅広く様々な職種で募集がされています。また、雇用形態には下記の3つがあるので、自分の現状にあった雇用形態を選ぶと良いでしょう。
- ゼネラル(GE)社員:一般的な総合職
- Career View(CV)社員:職務範囲・勤務エリアを限定した、契約期間を上限3年とした雇用形態
- エキスパート(EXP)社員:職務範囲・勤務エリアを限定した、契約期間に定めのある職制。特定分野のエキスパートとしての役割を担う
また、募集職種は大まかに分けて下記の3つとなります。
- 顧客折衝職
- メディアプランナー(MP)
- コーポレートスタッフ職
顧客折衝職は、新卒・中途メディアの営業や、企業、もしくは個人に対するアドバイザー職も含まれます。一方のメディアプランナーは、プロモーション推進やメディアプランニング、サービス・商品企画などが主な職務となります。リクルートキャリアも今は主な商品がネット系の商品となりますので、仕事としてはオンラインのプロモーションや開発ディレクションなどが中心になってきます。
コーポレットスタッフは、経営企画や財務、経理、人事などがあります。新卒で採用された人材は初め営業職に配属されることが多い一方で、こういったコーポレートスタッフ職には中途で採用された人材が多くなっています。専門スキルを磨いてきた自負のある方であれば、コーポレットスタッフ職での応募は選択肢の一つとなりえます。
リクルートキャリアへの転職を成功させるためのポイント
リクルートキャリアは、特に若手のビジネスマンにとっては成長の場として、転職先としても非常に人気です。また、リクルートキャリアそのものが中途採用に非常に積極的なので、転職する機会は大きいと言えます。一方で、リクルートキャリアの選考は面接を重視しており、かなり対策がしにくいのも事実です。そのため、細かい選考対策を考えていく上ではプロである転職エージェントに相談するのがベストです。ここからは、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
doda
『doda』はパーソルキャリアという会社の運営する転職エージェントです。
職務経歴書や面接対策などの実践的な選考に関するアドバイス・サポートも充実しているので、転職エージェント検討の際には真っ先に候補に上がってくると言ってよいでしょう。リクルートエージェントと同様に総合型・大手の転職エージェントですが、その分転職検討者にとっては安心感のあるエージェントといえます。
パソナキャリア
人材派遣事業を手がけるパソナキャリアは、リクルートエージェント・dodaに比べると求人数は劣りますが、その分転職検討者、特に「キャリアアップを志向している」方へのサポートを徹底しています。
アピールポイントにも記載されいますが「年収UP率は67.1%」となっており、より良い条件での転職を実現するだけのマッチングサポートと、企業側への給与交渉への強さが見て取れます。リクルートエージェントは、そもそもの給与水準の高い企業ではありますが、さらに高い給与条件で働きたい、と考える場合はパソナキャリアに頼るのがよいでしょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、ここまで紹介してきた転職エージェントに比べるとはっきり言って求人数では見劣りします。
ただし一点特徴があり、新卒採用メディアとしての「マイナビ」での企業との結びつきを生かし、第二新卒・既卒への求人紹介で強みを発揮することができます。ですので、左記に当てはまる方、もしくは20代でスキルにはまだちょっと自信はないが、早い段階での電通への転職を検討している…という方は、ぜひ活用してみてください。
まとめ
転職活動は、ひとりでは難しい部分、そして精神的にも苦しい部分があります。それは、難関企業への転職を検討する場合により一層顕著となります。ですので、転職サイトを一通り見た後は転職に関するプロである「転職エージェント」をうまく活用しながら進めるのが良いでしょう。
リクルートエージェントは、リクルートグループの中核とも言える企業。色濃くリクルートマインドが染み付いているその社風は、大きな成長機会につながります。ぜひ、いい形で選考に臨めるよう、頑張ってみてくださいね。