転職でハローワークを活用するメリット・デメリットと使うべき人の特徴

Sponsored Links

ハローワークって皆さん活用してますか?インターネットで調べてみると、ハローワークの印象はあまり良くないように見受けられます…。しかし、ハローワークには転職エージェントや転職サイトにはない良さもあります。

本記事では、ハローワークを活用するメリット・デメリット、活用すべき人の特徴について述べていきたいと思います。良さや活用方法を知ることで、周りと差をつける賢い転職活動をしていきましょう。

ハローワークの特徴

ハローワークの特徴についてはいくつかありますが、わかりやすく転職エージェントと転職サイトとを比較して説明します。

ハローワーク 転職エージェント 転職サイト
求人検索方法
  • 窓口
  • インターネット
  • 窓口
  • インターネット
  • インターネット
  • 展示会
掲載企業の傾向
  • 中小企業
  • 零細企業
  • 大手企業
  • 中小企業
  • 大手企業
  • 中小企業
求人数
求人の質
情報量
サポート体制

特徴

「ハローワーク」「転職エージェント」「転職サイト」の3つを比較しましたが、ハローワークの特徴として

  • 求人数の多さ
  • 中小零細企業の求人が多い

この2点が挙げられます。理由については以下メリット・デメリットにも記載しますが、ハローワークは地域に密着した運営体制を取っており、その結果、求人の多さと中小零細企業の求人が多くなっているということです。

以下、特徴を含めメリット・デメリットをお伝えします。

ハローワークを活用する5つのメリット

求人数が多い

転職エージェントや転職サイトと異なり、ハローワークの求人は無料で掲載が可能。その為、多くの企業が採用を考える中で一番最初に考える場所となり、多くの求人が集まる結果になります。

また、ハローワークの求人情報は、一つのネットワークで繋がっており、全国に540ヶ所以上ある拠点全てで閲覧が可能です。

オオカミ先輩
求人数が多いというのはかなりのメリット!自身の条件に合う企業を探す上で数が多いとそれだけ見つけられる確率も上がりそうですね。

地域密着の為、地元の就職に強い

ハローワークは全国に540ヶ所以上に拠点を持ち、地域に密着した求人を数多く扱うことが特徴。また、ハローワークは職業安定法に基づく運用をしていることも大きな理由です。

職業安定法 第二節 職業紹介
(職業紹介の地域)

第十七条 公共職業安定所は、求職者に対し、できる限り、就職の際にその住所又は居所の変更を必要としない職業を紹介するよう努めなければならない。

引用:『職業安定法』厚生労働省公式ページ

この為、全国各地の求人を扱っていますが、基本的には現在の居住地から転居を伴わない場所での求人を案内してくれます。UターンやIターンをしたいという方にも嬉しい部分になります。

未経験者歓迎の求人が多い

ハローワークでは、未経験者OKの求人が多いのも特徴。中小零細企業の求人を多く扱うことから、経験者ではなくても人材を募集している企業が多いということが挙げられます。

これまで働いてきた仕事とは別に、異なった業界や職種での仕事を経験したい方、スキルを身につけたいという方には、選択肢の多さがメリットになります

無料で自己分析や職業訓練相談を受けられる

ハローワークでは自己分析はもちろん、職業あっせんとは別に職業訓練のあっせんも無料で行ってくれます。これも先程ご紹介しました職業安定法の記載に基づくものです。

職業安定法 第二節 職業紹介
(公共職業訓練のあつせん)

第十九条 公共職業安定所は、求職者に対し、公共職業能力開発施設の行う職業訓練(職業能力開発総合大学校の行うものを含む。)を受けることについてあつせんを行うものとする。

引用:『職業安定法』厚生労働省公式ページ

職業あっせん以外にも、職業訓練のあっせんも行ってくれるのはハローワーク独自になりますので、活用すると良いでしょう。

オオカミ先輩
職業訓練は失業保険をもらいつつ行えるものもありますので、賢く活用することで、学習と転職活動の両方を進めることが可能な嬉しい特徴です。

採用可否の通知が必ず来る

ハローワークでは、採用の可否に関する通知が必ず来ます。

転職エージェントや転職サイトを活用する場合は、応募したにも関わらず何の音沙汰もないことがよくあります。不採用通知が来るのも気分が良いものではありませんが、どうなってるのか分からず悶々と日数が過ぎることを考えれば、気持ちの切り替えがしやすいという部分はプラスに捉えられると言えます。

オオカミ先輩
何度もお祈りされるのも気が滅入りますが、どうなっているのか分からない状況というのも悶々として嫌なので、採用可否が分かるのは有難いかも…。

ハローワークを活用する3つのデメリット

積極的に動かないと求人が見つからない

ハローワークでは、求人検索システムを使って自分で希望に沿った求人を探していくのが基本です。

転職エージェントや転職サイトではスカウトメールであったり、担当者からの案内メールであったりと割りと受け身でも見つかる可能性がありますが、ハローワークでは個別に案内が来ることはありませんので、積極的に動く必要があります。

ですので、

  • 漠然と転職したいと考えている
  • 自分に合った求人を紹介/案内してほしい

こう思っている方などは、活用する際のデメリットになる可能性がありますので、ご注意ください。

求人内容と実際の雇用要件に差異があることがよくある

インターネットなどで検索をかけると、ハローワークでの求人内容と雇用要件についての疑義を感じるような口コミや質問をよく見かけます。

例えば、

ハローワークの求人票には『雇用期間:常雇』
っと、書かれているのに、面接では無く入社の時点で、
『最初は3ヶ月の契約、様子を見て更新の可否を決定し、更新後は、6ヶ月毎の契約です』
っと、言われました。

引用:Yahoo!知恵袋

この場合だと、求人内容に試用期間や契約更新の可否についての記載が必要ですが、入社時まで知らなかったという事案です。

1週間程前に転職しました。
ハローワークにて求人票をさがし、
無事に入社となって現在試用期間中です。
入社の際に面接があり、
そこで勤務条件、企業概要について確認をしましたが
いざ入ってしまうと内容が全然ちがっている状況です。

引用:Yahoo!知恵袋

また、こちらの例だと勤務条件はおろか、企業概要についても内容が違っていたという口コミです。

転職エージェントや転職サイトだと求人内容についての確認がしっかりとなされていますが、ハローワークでは他サイトと比較すると内容の確認があまりしっかりしていない傾向にあるのかもしれません

体制上の問題があるのかもしれませんが、こういったことが日常で起きている以上、自分自身でしっかりと確認できるように心掛けておく必要がありそうです。

オオカミ先輩
求人内容や雇用要件に「?(クエスチョン)」がつく場合は、どんどん聞いていくが大事になりそうですね。

相談員の対応の質がイマイチ

ハローワークの相談員は「転職のプロ」というわけではありません。転職エージェントや転職サイトの担当者は転職に特化した担当者が案内してくれますが、ハローワークは転職のみに特化しているわけではなく、相談員によって対応の質が異なる傾向にあります。

ハローワークの相談員についてですが、何回も相談するうちにアタリハズレがありますよね。 以前いた職場の同僚も同じ相談員はハズレだと意気投合しました。

引用:Yahoo!知恵袋

この部分に関しては、ハローワークのみならず転職エージェントや転職サイトでも同じことが言えるかもしれませんが…多くの声が上がっているのも事実です。

相談員との相性もあるかもしれませんので、対応に不信感を感じるようであれば、相談員の変更や日時を変えて別の相談員に話を聞いてもらうなどの対策が良いかもしれません。

ハローワークに向いている人の特徴

ハローワークを活用するメリット・デメリットについて見てきましたが、実際にハローワークはどんな人が向いているのか?

ハローワークを活用するのに向いている人の特徴は、以下の2つ。

ハローワークに向いている人の特徴
  • 地元や居住地で働きたい人
  • 未経験から仕事に就きたい人

メリットでも書いた通り、ハローワークは全国に540ヶ所以上に拠点を持ち、地域に密着した求人を数多く扱うことが特徴です。その為、地元での就職、転居を伴わない求人、Uターン・Iターンでの就職を考えている方におすすめです。

また、地域密着による未経験者歓迎の求人の多さも一つの特徴。色々な経験やスキルを身につけたいという方は、選択肢の広がりがあり良い求人と出会う確率が高まるでしょう。

ハローワークに向いていない人の特徴

反対にハローワークに向いていない人の特徴もお伝えします。

ハローワークに向いていない人の特徴
  • 転職に関する的確なアドバイスが欲しい人
  • 大手・中堅企業以上で働きたい人
  • ただ情報集めをしたい人

先にもお伝えした通り、ハローワークでは積極的に動かないと求人がなかなか見つからないこと、相談員によっての対応の質、中小零細企業案件の多さ、などデメリットとなる部分もあります。その為、上記のような特徴に当てはまる人は転職エージェントや転職サイトを活用する方が良いかもしれません。

オオカミ先輩
どれか一つではなく、複数のツールを使いこなすことが大事かもしれません。

ハローワークの活用方法

ハローワークにもメリット・デメリットがありますが、上手く使いこなすにはどうすれば良いか?

求人内容と実態が違うなど、良くない案件も存在しますので、より転職をスムーズに進める為の活用方法をお伝えしたいと思います。

ポイントとしては以下の4つ。

ハローワークの活用ポイント
  • 長期間掲載している求人は避ける
  • 仕事内容や希望条件など面接でしっかり確認する
  • 口コミサイトを活用する
  • 相性の良い相談員を見つける

長期間掲載している求人は避ける

長期間募集をかけている企業は要注意です。人が集まらないような条件なのか、採用してもすぐに辞めてしまうのか…どちらにしても良さそうな印象はあまりありません。いわゆる「ブラック企業」の確率も高いので、こういった求人はなるべく避けるようにしましょう。

オオカミ先輩
掲載取り下げの手続きをしておらず、採用自体していない場合もありますので、気になる場合は必ず相談員に確認することをおすすめします。

ブラック企業の見分け方についてはこちらもご参照ください。

ブラック企業を見分けるためには?転職で失敗しないために知っておきたい注意点

2019.02.14

仕事内容や希望条件など面接でしっかり確認する

デメリットでも出てきましたが、求人内容や実際の雇用要件について差異があるケースも多数発生しています。その為、内定が出てからではなく、しっかりと面接の段階から確認するようにしましょう。

  • 聞いたのに答えてくれない
  • 質問内容への回答が曖昧

など、引っかかる部分がある場合は注意が必要です。こういった内容も「ブラック企業」でよく見られるケースですので、見分け方についても合わせて確認しておくと良いでしょう。

ブラック企業を見分けるためには?転職で失敗しないために知っておきたい注意点

2019.02.14

口コミサイトを活用する

転職したい企業がある程度絞れている場合は、その企業自体についての情報を確認できる「口コミサイト」の活用がおすすめです。

口コミサイトでは、実際にその会社で働いている(または働いていた)社員による情報を掲載。「年収・給与制度・組織体制・企業文化」など、さまざまな観点からの口コミと評価が寄せられており、企業を知る上で非常に役に立ちます。

入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、チェックしてみましょう。

おすすめの口コミサイト

相性の良い相談員を見つける

ハローワークの相談員の質に関しては千差万別。熱心に相談に乗ってくれる人もいれば、全然話が噛み合わない人も中にはいます。

希望の条件や相談したい内容や環境など、人によって内容は様々です。その中で、しっかりと内容を理解し、自身にあった的確なアドバイスやサポートをしてくれる相談員の方を見つけるようにしましょう。

同じ相談員ばかりではなく、違う担当者に相談することで、あなたにあった相談員が見つかるはずです。

まとめ

以上、ハローワークを活用するメリット・デメリットと使うべき人の特徴や活用方法を見てきました。

ハローワークも転職エージェントも転職サイトもそれぞれに良さがありますので、自身がどういった部分を求めているのか、しっかりと考えてみてください。その中で最前のツールを使うことで、よりスムーズに良い転職先と巡り会えるはずです。

入社してから後悔しないように、色々な情報を収集し、多方面からアプローチしてみましょう。

Sponsored Links

「女性にしか聞けない」「女性だから教えたい」
が、叶う場所。

 

 

Soeur(スール)は、女性同士がキャリア・人生を語る
就活・転職相談プラットフォームです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です