転職活動で目指すのは「内定」を獲得すること。そのために転職エージェントに相談し、選考対策を行った上でいくつもの企業の求人を受験することでしょう。
ただ、いざ念願の内定を獲得した後、具体的にどういう手順を踏んで実際に転職先に入社する日を迎えるのか、ご存知でない方も多いのではないでしょうか？実は、内定を獲得した後にも対応すべきことは様々あります。それらを知らないままだと、せっかく得た内定がフイになってしまうケースもあるので、この記事ではそんな「内定を獲得した後にすべきこと」についてを紹介させていただきます。
目次
転職内定獲得後にすべきこと① 内定通知への対応
選考を受けていた企業から内定の連絡をもらった場合、なるべく早く対応するようにしましょう。一般的には内定通知に関しては電話で連絡がくることが多くなっています。企業勤めの方ですと平日昼はなかなか電話が取りにくいと思います。その場合は仕方ないので、休憩時間や退社後など、なるべく早くに折り返しの連絡をするようにしましょう。
他企業を受験中の場合は？
内定の連絡をもらったタイミングではまだ他の企業を受験している場合は、その旨を伝えた方がよいでしょう。もちろん、企業側としては内定を出した相手にはそのまま入社して欲しいと考えていますが、複数者を同時に受験することは転職活動においては当たり前なので、即座の決断を求める会社は多くありません。
一定の内定保留期間をもらった上で、他企業の受験状況を踏まえて最終結論を(できるだけ)早めに伝えるよう心がけましょう。
転職内定獲得後にすべきこと② 雇用条件の確認
内定をもらった企業への入社をほぼ心に決めていたとしても、受諾の前にひとつだけ意識しておいてほしいことがあります、それは、雇用条件の確認です。
もちろん、求人などに条件はある程度記載はありますが、今一度確認・そして自分が認知していない条件がないか、質問をしておく必要があります。内定を受諾した後で不利な雇用条件に気づいたとしても交渉は非常に困難なので、内定受諾前に確実に行うようにしましょう。
条件をチェックするにあたっては「雇用条件通知書」「雇用契約書」を企業から送ってもらうのがよいでしょう。もしも疑問点や不明点があれば、転職エージェントの担当者などにも相談しつつ、企業側に確認・質問をする必要があります。
転職内定獲得後にすべきこと③ 内定受諾/辞退
労働条件をしっかりと確認し、自分の心が決まれば内定を受諾、もしくは辞退しましょう。こちらは、じっくりと考えたいところだとは思いますが、企業側の事情も考えて、早めに連絡するようにしましょう。内定通知をもらった際に「いつまでに受諾/辞退を伝えればよいか」については確認しておくのがベストです。
一般的には検討期間は一週間程度と言われますが、もしも志望度の高い他企業の選考がまだ残っている場合は、もう少し検討・保留期間を伸ばしてもらえないか確認しておきましょう。その際は「家族との相談をした上で結論を出したい」といった伝え方をした方が波風が立たないかと思います。
内定受諾したら、絶対にその後辞退ができないわけではありません。一応入社前日までは自体は可能です。ただ…さすがにマナーとしてよろしくないので、極力そういったことはないようにしましょうね。
転職内定獲得後にすべきこと④ 入社日(退職日)の設定
内定の受諾が無事に済んだら、具体的な入社・退職手続きを進めます。まずは今勤めている企業に退職の意思を伝えましょう。
円満に話が進められるなら良いですが、場合によっては引き止めに合うなど、なかなか思ったように進まないのがこのステップ。退職日の設定・引き継ぎ作業・用意すべき書類について確認など、諸々とパワーのかかるところですので、余裕を持って進められるよう早めに退職意志に関しては伝えるようにしましょう。
転職内定獲得後にすべきこと⑤ 入社書類の準備・手続き
転職先への入社に向けて、用意すべき書類がいくつかあります。一般的には、下記の書類を求められるケースが多いでしょう。
企業によっても求められる書類は変わりますので、担当者にしっかりと確認しておくのがベストです。中には退職先からもらっておく必要のある書類もあるので、最終出社日までにきちんと入手できるよう留意しておきましょう必要書類に関する細かい内容は、下記の記事も参考にしてみてください。
転職内定獲得後にすべきこと⑥ 事前インプット
これはMustというよりはWantの内容ですが、初出社に向けて転職先の基本的な業界知識・企業情報などは改めてインプットしておくとよいでしょう。もちろん、転職活動時にある程度企業・業界研究はしていることと思いますが、入社後はより深く理解することが求められるので、もし可能であれば転職先企業の担当者に「どういうインプットをしておけばよいか」を確認しておくとよいでしょう。
企業の創業者の著作とか読んでおくと良いかもです。電通やリクルートは、創業者のキャラクター・言説がなかなか濃ゆいので、単純に面白いですしね！
まとめ
転職に向けた準備がを終われば、あとは初出社を待つのみです。転職は環境を大きく変えることですので相応のストレスもかかりますが、キャリアアップに向けた大きなステップにもなりえます。しっかりと準備して早期に転職先の仕事にキャッチアップできるといいですね！
スタートアップ・ベンチャー企業だと雇用条件が曖昧なこともあるので、内定受諾前に特に気をtつけて確認するようにしましょう！後で後悔してしまうと悲しいですからね…。